ブランド運用者必見!人気コスメ3ブランドから学ぶ、インスタ運用の極意

ブランドのInstagramを運用していく上で、どのアカウントにも共通する最大の目的はブランドの知名度をあげること、実際に商品の売り上げを増やすことだと思います。
そのためには、単純に商品の画像を投稿していくだけでなく、ユーザーの行動につながる工夫が必要です。
そこで、今回はコスメブランド領域の中から個性的なInstagram運用をしているアカウントの事例とユーザーの行動を促すポイントを解説していきます。

 

recipist(レシピスト)

recipist(レシピスト)は、資生堂のスキンケアブランド。
「自然由来成分でうるおいつるん肌」をコンセプトに、若年層女性をターゲットに自然由来の成分を配合したスキンケア・ボディケア商品を展開します。

残念ながら2020年3月に販売終了となってしまいますが、アンバサダーカップルを起用した斬新なInstagram運用は大きな話題を呼びました。

商品を主役にしないプロモーション

レシピストは俳優の横浜流星さんと女優の土屋太鳳さん(と猫のハナちゃん)をアンバサダーに起用し、たおりゅうというカップルアカウントを設立して運用しています。
24歳・幼稚園の先生の土屋太鳳(たお)と22歳・お花屋さんの横浜流星(りゅう)のカップルの同棲生活という設定で、2人(と1匹)の日常風景が投稿されており、ブランドのアカウントとしては斬新な運用スタイルと、まるで本当のカップルかのような自然な世界観が注目を集めました。

 
 
 
 
 
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たおりゅう(@taoryu_recipist)がシェアした投稿

時々レシピストの商品を使ってスキンケアをする場面などは出てくるものの、このアカウントの主役は完全にカップルの2人とその生活風景であり、広告らしさをほとんど感じさせないコンテンツが特徴的です。

純粋に見ていて楽しいコンテンツを提供しながら、違和感のない範囲で自然に商品情報を伝えていくアカウント運用は、押し付けがましい広告が嫌われる現代において、非常に効果の高い情報発信と言えそうです。

 

生活者に寄り添った共感を呼ぶコンテンツ

たおりゅうの人気の要因は、一般の生活者に共感してもらえるコンテンツであることが大きいと思います。
出演しているのは芸能人の美男美女ですが、投稿内容は普段の生活の様子や2人が暮らす部屋の風景など、誰もが共感できるようなごく普通の日常です。

素敵なカップルの幸せな同棲生活を覗き見ながら、自分の生活に重ねて共感したり、いつかこうなりたいというあこがれを抱くフォロワーが多いのではないでしょうか。

ブランドそのものを前面に押し出すのではなく、「そのブランドがある暮らし」に焦点を合わせ、生活者の日常に重なるような情報発信をしていくことで、ブランドに共感し、身近に感じてもらえる効果がありそうです。

 

PHOEBE BEAUTY UP

PHOEBE BEAUTY UP(フィービービューティーアップ)は、DINETTE株式会社が展開するD2Cのプライベートブランド。
2019年の2月に発売を開始し、現在の取扱商品はまつげ美容液とフェイスマスク。

美容メディア発のD2Cブランド

 

PHOEBEは、SNS総フォロワー数20万人以上を誇る女性向け美容メディアDINETTEから生まれたD2Cブランドです。

DINETTEはユーザーとのコミュニケーションや悩み相談に力を入れており、高いエンゲージメントを集めています。

熱量の高いファンが集まるメディアを運営していることで、ユーザーの悩みや知りたいことがわかり、D2Cブランドの強みである顧客のニーズに寄り添った商品開発やプロモーションが可能になっています。

DINETTEについて詳しくはこちら
とにかくユーザーに愛される美容メディアDINETTEのInstagram運用方法

UGCの活用

 

PHOEBEはユーザーからのUGCを積極的にアカウント運用に取り入れています。

 
 
 
 
 
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PHOEBE BEAUTY UP / フィービー(@phoebe_beautyup)がシェアした投稿

コスメを買うときはブランドから情報だけでなく、実際に使用した人の口コミを参考に買う人が多いため、UGCの影響力が非常に大きいです。

また、UGC投稿に対して公式アカウントからアクションを示すことで、ユーザーが積極的にブランドを紹介するモチベーションにもつながります。

 

MAJOLICA MAJORCA(マジョリカ マジョルカ)

MAJOLICA MAJORCA(マジョリカ マジョルカ)は資生堂のメイクアップブランド。
「かわいいの扉をひらく」をコンセプトに、おとぎ話のような不思議でロマンチックな世界観で商品を展開。
ドラッグストアやバラエティショップで比較的安価に購入できる「プチプラコスメ」として人気を集めています。

動画でわかりやすさアップ

マジョリカマジョルカは投稿に動画コンテンツを取り入れ、メイクの手順やポイントをわかりやすく伝えています。

 
 
 
 
 
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マジョリカ マジョルカ(@majolicamajorca.official)がシェアした投稿


メイクのビフォーアフターが動画でよくわかるので商品を選ぶ際に参考にしやすく、購入後も投稿を見れば使い方が一目でわかります。

 

わかりやすさと世界観の両立

コスメの情報収集をする上で重要なのがわかりやすさ。
たくさんのブランドを比較する上で、商品の魅力や特徴や使い方などがわかりやすくまとまっていることを求めているユーザーが多いです。
実際に、コスメ系のメディアでは、画像に文字を入れて、雑誌のようなテイストで文章でコスメの情報を記載するアカウントが主流になっています。

しかし一方で、投稿に文字やイラストを入れてわかりやすさを追求していくと、アカウントの世界観や統一性が崩れてしまうというデメリットもあります。
そのため、イメージや世界観を大切にしたいブランドのアカウントでは、文字やイラストをなるべく減らしていく傾向があります。

マジョリカマジョルカの場合は、Instagramの複数枚投稿をうまく利用し、1枚目に世界観との調和を重視した画像を置き、2枚目以降で文字やイラストで説明していくことで、わかりやすさと世界観を見事に両立しています。

 
 
 
 
 
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まとめ

recipist(レシピスト)、PHOEBE BEAUTY UP(フィービービューティーアップ)、MAJOLICA MAJORCA(マジョリカ マジョルカ)の3つのコスメブランドを紹介してきました。

それぞれのポイントは

recipist(レシピスト)

・商品を主役にしないプロモーション手法
・共感を得られる情報発信

PHOEBE BEAUTY UP(フィービービューティーアップ)

・メディア×ブランドの相乗効果
・UGCを積極的に活用

MAJOLICA MAJORCA(マジョリカ マジョルカ)

・伝わりやすい動画コンテンツ
・わかりやすい文字入り投稿と世界観の両立

です。

ぜひ、アカウント運用の参考にしてみてください。

 

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