【Q&A集】ウェビナー「これからの時代に求められるInstagramマーケティング〜戦略の立て方から具体的な運用方法まで解説〜」

2020年6月4日、ウェビナー「これからの時代に求められるInstagramマーケティング〜戦略の立て方から具体的な運用方法まで解説〜」を開催いたしました。

本記事では、ウェビナー中にいただいた質問に対する回答をご紹介いたします!

インスタグラム運用戦略の考え方

Q:メディア型にしたいのですが、自社商品を出すのによい頻度などはありますか? また、その場合プロフィールなども商品情報は全く書かない方がいいですか?

A:頻度はフェーズごとに決めるのがいいです。最初からたくさん自社商品を投稿するよりはフォロワーが増えてからの方がいいです。最初はフォロワーを増やすことに注力しましょう。15、12投稿に1回、慣れてきたら6投稿に1回程度が目安と考えています。

プロフィールなどに商品情報を掲載する場合は、アカウントの世界観と合っていれば、書いて大丈夫かと思います。プロフィールからリンクの流入は約8割なので、商品情報を掲載することは重要です。

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Q:既にお話しいただいたことの確認なのですが、フォロワーを増やすことを目標とする場合、リーチ数にコミットすることが重要とのことでしたが、リーチ数にコミットするためにはシグナルを溜めることが重要という認識でよろしいでしょうか

A:おっしゃる通りです。 各シグナルの蓄積が最終的に投稿やアカウントの評価に繋がります。 また、どのシグナルが高く評価されているかについては、頻繁にアルゴリズム変更が行われているため、日々数値を観測する必要があります。

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Q:ホームページ型アカウントはオーガニックでフォロワーが伸びにくいということですが、新規参入ブランドでもフォロワーを増やしたい場合、どういった施策を行えばよいのでしょうか?

A:

  1. フィード投稿をして、訴求要素を明確にする(世界観や商品機能 etc.)
  2. インスタグラム内に存在するメディアとのタイアップもしくが自社商品のプレゼントキャンペーン

上記のような施策を行うことによって、多くの方の目に触れてもらうということが重要だと考えています。

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Q:500項目あるシグナルの数値観測は個別にできるのでしょうか

A:各シグナルについては、Facebook社より詳細数値が開示されていないものも多いため個別観測は難しいかと存じます。


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Q:インフルエンサーマーケも公式アカウント運用と同じでしょうか?

A : 弊社の考えとしては、公式アカウントの運用とインフルエンサーマーケは別物だと考えています。インフルエンサーマーケ側にもメリットはあり、公式アカウントの運用にもメリットはあります。

ですが、基本的な考え方は(下記事項)はインフルエンサーマーケも一緒です。
・投稿毎の仮説検証回す
・シグナル意識して運用する
・ストーリーを活用してユーザーとの双方向コミュニケーションを意識する

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Q:カフェのビジネスアカウントを始めて1か月。なかなかフォロワーが増えません。どうすればいいですか?

A : 飲食店様だと難しい場合もあるかと存じます。Instagramを運用するに当たって、拡散性の高い商品開発からはじめてみてはいかがでしょうか?例えばうのまち珈琲店様は、盛り付け方を変更して、注文数を500%にしたという事例があります。(商品開発→UGC拡散→アカウントのフォロワーが増える→ユーザー認知がとれ、来店数増加)

SNS起点で増やすというより、まずはコンテンツ(メディア露出や商品開発)を作成して話題を作り、そこのアカウントを受け皿にするという考え方が良いかと存じます。

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Q : 仮説検証の具体的なやり方を教えていただけると嬉しいです!

A : 具体的な一例を下記に記載させていただきます。

  • 投稿コンテンツ (ex. A という商品もしくはBという商品がいいのか)
  • 表現の仕方(ex. Aという商品のこの部分がいい! or こんな悩みの人はAという商品がおすすめのような切り口の話)
  • 見せ方(写真の構図、こんなサムネイルがのびた!)

のような形で棚卸しをしながら、順に進めていくと良いかと考えています。一番簡単な仮説検証の取り組みとしては、「見せ方」の部分で仮説検証の着手をしていくと良いと考えています。

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Q : メディア型の場合、初期のころフォロワー増加のため、自社運用アカウントから先に他のアカウントをフォローしたり、投稿にいいねを押したりしますか?

A : 自社のターゲットになりそうな人に気づいてもらうために、する場合もございます。時には泥臭い運用も必要だと考えています。

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Q : 映えない無形サービスの企業ではまず何を伝えるのを目標に置くといいでしょうか?

A : 無形サービスだと中々厳しい部分もあるかと存じます。それでも自分たちのサービスの良さはどういうところだろう。また、インスタグラムを使用している人たちは、どんな情報を伝えれば良いのだろうというところから逆算すると良いかと思います。もしかしたら、インスタグラムとサービスの相性もあるかと思いますので、競合他社様がどのようにインスタグラムを使用されているかを調べてみてから投稿を検討することが良いかと存じます。(マーケットインの考え方)

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Q : 既にアカウントがあり、特になんの戦略もなくバラバラな投稿をしている場合、一度削除して作り直したほうが良いでしょうか?

A : 既に獲得しているフォロワーもいらっしゃるかと存じますので、アカウントを削除する必要はないと考えています。
今後投稿内容を一新するご予定でしたら、アーカイブ機能を使って指定の投稿を非表示にすることも可能です。

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Q : キャンペーンをせず、フォロワーを増やす方法がありますか?

A : 

  1. 伸びる投稿の黄金式を見つけ、投稿が非フォロワーのおすすめに表示されることを狙う。
  2. インフルエンサーやアンバサダー施策を用いて他のアカウントからの流入数増加を図る。
  3. 他媒体や店頭等におけるアカウントのPR。
  4. SNS広告を運用する。

これらがキャンペーン以外の主な方法かと存じます。
また、フォロー返しツールなどを用いたフォロワー増加も可能ですが、アカウントのファンとなるフォロワー獲得という観点から推奨しておりません。

通常投稿について

Q:リーチ数が増えやすい投稿タイミングはありますか?

A:基本的には昼や18時以降のみなさまが仕事終わりや休憩中の時間がリーチ数が伸びると思われています。アカウントの属性に寄る部分もありますので、インサイトの数値を見ながら、決定することをおすすめします。

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Q:インスタグラム上でどのようにトレンドを追っていらっしゃるのかお聞きしたいです。

A:トレンドの追い方については、弊社で運用しているアカウントの数値調査と定点観測しているベンチマークアカウントの数値と日々にらめっこしています。もしよろしければこちらの記事をにしていただければ幸いです

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Q:フィードへの投稿頻度はどれくらいが良いのでしょうか?

A:型によって異なります。ホームページ型だと多すぎない方がいい。プッシュが強く感じられる場合もあります。(目安:6~10投稿) メディア型は多ければ多いほど良いかと思っています。弊社ではmax90投稿/月の運用をしていました。

弊社運用アカウントにおいても、アカウントがアクティブな状態であればシグナルが貯まりやすく発見などへの表示回数が増加しリーチ数に寄与する傾向にあります。
また、投稿回数=仮説検証回数となるため伸びる / 伸びない投稿の要素を理解するスピードにも直結します。最初は15~30投稿/月くらいを目安にして運用をおすすめします。

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Q : 同じような写真で何度も別の投稿をするとフォロワー数が減るということはないのでしょうか?

A : 実際に減る可能性もあります。元々「同じような写真」と呼ばれるものを投稿した際に、他のリーチ数と比較して、低かった場合は、掲載を控えた方が良いかもしれません。もしリーチ数が高い場合は、継続して投稿しても良いかと存じます。

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Q : テキストだけのフィード投稿が最近多い気がしますが、フィードの質としてはどうなのでしょうか??

A : テキストの内容による部分もあるかと思いますが、ユーザーからの反応(リーチ数、いいね数など)をみて、質の良し悪しを判断する必要があるかと思います。自分たちが心がけていることが「ユーザーはどんな情報を求めているか」という一点を常に意識しています。

ハッシュタグについて

Q:ハッシュタグの関連性はどこで判断されますか?
写真のみで判断になるのでしょうか?

A:ハッシュタグと画像の関連性しかり、ハッシュタグ同士の関連性もみるようにします。もしよろしければこちらの記事を参考にしていただければ幸いです。

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Q:ハッシュタグがなかなか思いつかないとき、どういう考え方で関連性のあるワードを出してますか?
「ハッシュタグ」について、どういうハッシュタグがいいかはどのように探されるのでしょうか。

A:一つのタグを調べたときに関連性のあるタグも出てくるので、そちらを参考にしていただけると良いと思います!またベンチマークのアカウントの投稿に付けられているハッシュタグも参考にしています。本当に迷った場合は、AIがハッシュタグを提案してくれるサービス(ハッシュアウトアイサイトなど)もあるので、導入を検討しても良いかもしれませんね。

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Q : 最近ハッシュタグをつけても、インサイトでハッシュタグ流入数が表示されないことがあるのですが、それはなぜでしょうか?

A : それはインプレッション数の流入の上位に含まれていない可能性があります。下記のリストの中から上位3つが表示されるような仕組みになっているためです。上位3つに含まれていない場合は、その他の中にまとめられているため、アカウントインサイトからは確認できないようになっています。

プロフィール:プロフィールページを経由して投稿が表示された回数
ホーム:ホーム画面を経由して投稿が表示された回数(≒フォロワーによる表示回数)
ハッシュタグ:ハッシュタグを経由して投稿が表示された回数
ジオタグ:ジオタグを経由して投稿が表示された回数
発見タブ:発見タブを経由して投稿が表示された回数
その他:上記以外から投稿が表示された回数

UGCについて

Q:UGCはどのように測定しますか。

A:UGCの計測の仕方は二つあります。一つはタグ付の数、もう一つはハッシュタグで計測可能です。ハッシュタグに関してはアカウント独自のものを作ることで計測しやすくなるかと存じます。ただ、手作業だと相当の工数になってしまうため、計測できるツール( SINISソーシャルインサイト)を導入することで正確な数値を追いやすくなるかと存じます。

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Q : UGCはどうひろげますか?

A :

  • 参考となる構図の公式アカウントでの提供(ハミィ様
  • UGC投稿のキャンペーン
  • 公式アカウントでのストーリーや、フィード投稿でのご紹介をしてあげる
  • インフルエンサーマーケ     等

を意識してみると良いかと思っています。UGCの多い競合他

社様のアカウントを研究すると良いかと思います。

サイト送客/売り上げ関連

Q:自社のHPへの流入はプロフィールリンク、ストーリーリンク、ショップナウの中でどこからの流入が多いですか?

A:多くのアカウントで、プロフィールに設置したリンクからのアクセスが多い傾向にあります。

その他

Q:マイルストーンにしたり、参考にするべき勢いのある類似アカウントはどのように見つけたら良いのでしょうか。

A : 赤枠で囲われた部分を押してみると、類似の大きなアカウントが出てきます。発見タブで調べてみるのもおすすめです。その他はサイト等を利用して伸びているアカウントを探しています。

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Q:ユーザーがフォローを外すときはどのような動機によることが多いのでしょうか?

A : 今まで求めていた情報を発信してくれるアカウントではなくなったということが、一番大きい要素かと考えられます!

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Q:フィード投稿にプロフィールから流入している人は、どこから流入してくるのでしょうか?

A : ID検索やプロフィール名検索などで直接アカウントにアクセスされたのち、当該投稿が表示された総数になります。

 

▼次回ウェビナーのご案内

タイトル:InstagramでEC売り上げを伸ばす秘訣~運用戦略から具体的な事例のご紹介~

開催日時:6/12(金) 18:00~19:00

主催:株式会社FinT、ストアーズ・ドット・ジェーピー株式会社

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